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『正に永久保存版!』
発売告知から半年余り。ようやく商品が手元に届き、製版のインクの匂いも真新しく感じ
られる中、鑑賞しました。
ページ構成は、72年の連載スタートから、81年の終了までを「週刊チャンピオン」連載の
時系列に沿って(レイアウト上、若干の前後はありますが)展開されています。
B4版のサイズを活かし、当時の雑誌表紙・作品扉の原画をフルカラーで余すところなく
掲載しています。
連載当時、毎週「チャンピオン」の発売を心待ちにしていたファンの方であれば、夢中で
ページをめくることでしょう。
高価格ではありますが、それだけの満足感が得られる原画集であると思います。
鑑賞して感じますのは、作品自体の成長(数々のライバルとの名勝負→「常勝・無敗明訓」
の構築→「無敗明訓」が作品に与えていたカリスマ性・緊張感→弁慶校戦での敗北)が
そのまま、画のクオリティの高まりにも表れていることでした。
特に、77年後半から79年弁慶校戦にかけては、作品の盛り上がりと、作者自身の漫画家と
してのピーク(私の個人的観測)とが重なり、表紙・扉絵というだけに止まらず「一枚絵」としても
見応えある画が続出しています。
この頃は、筆致・レイアウト・色彩…と、すべて最高の条件が備わっていた時期だった
のではないでしょうか。
中でも、武蔵坊数馬は、作者が「山田を倒すために作った」というだけあり、登場から
一年弱の期間において、その迫力と存在感のある画が多数、生み出されています。
(カラー原稿の彩色は、アシスタントがされていたのでしょうが、この頃、担当されていた
方のセンスと画力はすばらしいですね。)